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J-GLOBAL ID:201602220681300920   整理番号:16A1259681

肥満および2型糖尿病マウスにおいて慢性炎症と代謝異常を改善するLactobacillus plantarum菌株の同定

Identification of a Lactobacillus plantarum strain that ameliorates chronic inflammation and metabolic disorders in obese and type 2 diabetic mice
著者 (4件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 933-946  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究で,著者らは,免疫細胞によって高水準のIL-10生産を誘発する乳酸菌(LAB)の菌株を同定して,in vitroおよびin vivoモデルで慢性炎症を抑制し,代謝異常を改善する菌株の能力を評価した。LAB菌株の収集の中で,Lactobacillus plantarum菌株OLL2712(OLL2712)は,マウス由来樹枝状細胞と上皮マクロファージにおけるIL-10生産の最高のレベルを誘発した。この菌株の抗炎症効果を,RAW264.7と3T3-L1細胞から成る共培養システムを用いて評価した。また,著者らは,3週の間肥満と2型糖尿病KKAyマウスに熱殺菌されたOLL2712を投与し,菌株のin vivo影響を評価した。OLL2712は,in vitro炎症誘発性サイトカインの生産を著しく低減した。同様に,OLL2712の投与は,KKAyマウスの内臓脂肪組織と血清両方の炎症性サイトカインレベルを著しく抑制し,血清トリグリセリド濃度を減少させた。また,菌株はKKAyマウスの酸化ストレスと血清中のアドレナリンレベルを緩和した。一方,Lactobacillus gasseri菌株MEP222804(中等度IL-10誘発剤)は,KKAyマウスにおける全身性炎症と高脂血症を改善しなかった。著者らの結果は,強いIL-10誘発LABによる処理が宿主動物における慢性炎症を抑制することによって代謝異常を改善する可能性を有することを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物生理一般  ,  実験用生物  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

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