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J-GLOBAL ID：201602220914600380   整理番号：16A0189820

神戸の震災による環境変化に対する地域住民の景観認知について

LOCAL RESIDENTS’ LANDSCAPE RECOGNITION OF THE ENVIRONMENTAL TRANSFORMATION CAUSED BY THE EARTHQUAKE IN KOBE

著者 (5件)： 北本英里子 (立命館大 大学院理工学研究科) ,  山田悟史 (早稲田大 人間科学学術院) ,  宗本晋作 (立命館大 理工) ,  大内宏友 (日本大 大学院生産工学研究科) ,  及川清昭 (立命館大 理工)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 720  ページ： 357-367  発行年： 2016年02月28日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地域住民の神戸の変化に対する景観認知及び変化との関係性について,圏域図示法を用いたアンケート調査から認知領域とその構成要素を把握し,多変量解析を用いて類型特性について分析した。JR神戸線に沿って複合的な変化を認知する景観,神戸線に沿って分散的に変化する景観,山側と海側に変らない神戸らしさを認知する景観,三宮駅北側のフラワーロード沿いに神戸らしくない変化を認知する景観,に分類した。「神戸らしくなった」と「神戸らしくなくなった」と変化を認知される景観があった。山側にあった「神戸らしさ」は震災後海側にも表れ,それは港湾建築に見られた。震災後に失った「神戸らしさ」は町並みの変化が要因であった。

シソーラス用語： 震災 ,  *災害復旧 ,  兵庫県 ,  *都市景観 ,  *経時変化 ,  *住民意識 ,  認知科学 ,  アンケート ,  地理的分布 ,  多変量解析 ,  都市鉄道 ,  駅前広場 ,  沿岸地区 ,  内陸 ,  阪神・淡路大震災 ,  神戸市
準シソーラス用語： 圏域図示法

分類 (2件)： 景観  (RD04010N) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (18件)：

• 1) 牛谷直子,増井正哉,上野邦一:重要伝統的建造物保存地区における現状変更に伴う景観変容に関する研究-楢川村奈良井重要点頭的建造物群保存地区を事例として-,日本都市計画学会学術研究論文集,第528号 pp. 81-86, 2004.08
• 2) 高畠傭兵,鳴海邦央碩,沢木昌憲:阪神淡路大震災復興市街地における再建戸建て住宅による住宅地としての景観特性の変化に関する研究,日本都市計画学会学術研究論文集,第35回 pp. 397-402, 2000.10
• 3) 三輪康一,栗山尚子:絶対高さ制限を伴う高度地区指定による大規模建築物の形態変化と景観への影響に関する研究,都市計画学会,Vol. 47, No. 3, pp. 631-636, 2012.10
• 4) 栗山尚子,南野剛也,三輪康一,末包伸吾,安田丑作:斜面市街地における眺望喪失危険性による眺望対象の評価に関する研究ー神戸市の眺望点における眺望景観の阻害要因の事例分析を通じてー,日本建築学会計画系論文集第74巻第644号 pp. 2207-2214, 2009.10
• 5) 北本英里子,山田悟史:神戸の環境変化に対する地域住民の景観認知に関する研究,日本建築学会近畿支部研究報告集,第53号,pp. 577-580, 2013.5

タイトルに関連する用語 (5件)： 神戸 ,  震災 ,  環境変化 ,  地域住民 ,  景観認知