文献

J-GLOBAL ID：201602220947540944   整理番号：16A0153694

音響計測を用いた植物の水ストレス症状の検出に関する研究

著者 (6件)： 中川裕 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  杉本恒美 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  佐野元昭 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  白川貴志 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  大平武征 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  内川千春 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科)
資料名： 桐蔭論叢  (Research Bulletin. Toin University of Yokohama)
号： 32  ページ： 193-196  発行年： 2015年10月15日 
JST資料番号： L7147A  ISSN： 1341-3805  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,作物の育成に使用する水を,極力少なくする農法が検討されている。本報では,葉の表面温度と固有振動数の比較を行った。一般に,土壌が乾燥しているときには葉からの蒸散が減少し,葉の周辺の温度が上昇する。そのため,植物のストレスを推定する方法として,葉の表面温度の測定が使用されている。育成中のコマツナについて,給水の有無で音響計測および葉の表面温度を計測した。コマツナの上部15cmにレーザ変位計を設置し,同様にコマツナの上部15cmに,音源となるパラメトリックスピーカを設置した。5分おきに音源から音波を照射し,励振された葉および茎の変動変位を計測した。計測された変位波形をフーリエ変換し,固有振動数を算出した。その結果,土壌水分が低下した時に,音響計測により取得した葉と茎の固有振動数と葉の表面温度が,同様のタイミングで変化した。この結果から,植物の水ストレス検出に音響計測が利用可能であることが示唆された。

シソーラス用語： *コマツナ ,  *水分ストレス ,  土壌水 ,  表面温度 ,  葉 ,  茎 ,  *音響測定 ,  固有振動数 ,  Fourier変換 ,  計測器 ,  変位測定 ,  スピーカ
準シソーラス用語： *水ストレス ,  土壌水分 ,  *音響計測 ,  レーザ変位計 ,  パラメトリックスピーカ

分類 (1件)： 植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 音響計測 ,  植物 ,  水ストレス ,  症状 ,  研究