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J-GLOBAL ID：201602221315572596   整理番号：16A0352123

ポスト東日本大震災の防災・減災まちづくり【論説】事前復興まちづくりの現在

著者 (1件)： 市古太郎 (首都大学東京 都市システム科学域)
資料名： 日本不動産学会誌  (Japanese Journal of Real Estate Sciences)
巻： 29  号： 4  ページ： 54-60  発行年： 2016年03月28日 
JST資料番号： L0085A  ISSN： 0911-3576  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 事前復興まちづくりの現在について,短期・中期・長期の東京の都市防災対策を概観した。1)長期の視点(1960年からの55年)は,改造型都市防災事業(広域的防災拠点整備)→防災まちづくり→事前復興まちづくり→「都市×事前復興」へと,各時期の取組が折り重なって展開してきた。2)中期の視点(1995年からの20年)は,減災という視点から事前復興まちづくりが生まれた時期である。3)短期の視点(2011年以降)は,東日本大震災後の展開をさし,4点を指摘した。第一にレジリエンシー論との親和性,第二に時限的市街地の意味づけの深化,第三に生活回復プログラムの展開,第四に地域訓練プログラムがカスタマイズされ成果が得られている点である。

シソーラス用語： *町づくり ,  *都市防災 ,  災害対策 ,  *訓練プログラム ,  *レジリエンス ,  *コミュニティ ,  都市計画 ,  集落 ,  都市計画マスタープラン
準シソーラス用語： 減災対策

分類 (2件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (10件)：

• 熊谷良雄: 東京の都市化と防災, ジェイムスK.ミッチェル編, 中林一樹監訳 『巨大都市と変貌する災害』, 古今書院, pp.53-97, 2006年
• 日本建築学会: 『復興まちづくり 日本建築学会叢書 8』, 丸善, 2010年
• Taro ICHIKO (2012) Ten Years of Pre-Disaster Community Development for Post-Disaster Recovery in Tokyo, Journal of Disaster Research, Vol.7 No.3, pp.215-226
• 建設省都市局都市防災対策室: 都市防災実務ハンドブック, ぎょうせい, 1997年
• 室﨑益輝: 近畿圏における大規模・広域災害と防災対策, 都市計画318, vol.64 No.6, pp.24-27, 2015

タイトルに関連する用語 (5件)： 東日本大震災 ,  防災 ,  減災 ,  まちづくり ,  事前復興