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J-GLOBAL ID：201602221341015000   整理番号：16A0249173

振動電磁場の印加による導電性液体中の非導電性粒子間の衝突促進

Enhancement of Collision among Non-conductive Particles in Electrically Conductive Liquid by Imposing an Oscillating Electromagnetic Field

著者 (2件)： 丸山明日香 (北大 大学院工学院) ,  岩井一彦 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 鉄と鋼
巻： 102  号： 3  ページ： 113-118  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電磁場を用いた溶鋼中の介在物除去に関する研究がなされてきた。振動電磁場により,浮上する介在物に水平方向の振動を与え,衝突・凝集による浮上速度増大の結果,除去効率増加が期待できる。このためには,振動電磁場印加が粒子間の衝突頻度に及ぼす影響を評価する必要がある。そこで本研究では,直径の異なる二つの粒子間衝突に対し,振動電磁場の印加下時の衝突頻度関数を理論解析により求めた。そして,溶鋼-Al₂O₃介在物系を対象として,振動電磁場の印加条件や粒子直径が,衝突促進効果に及ぼす影響を調べた。その結果,1)粒子間の衝突を差動衝突よりも促進のためには,ある臨界値以上の電磁体積力を印加する必要がある。また,二つの粒子に対して粘性抵抗力が支配的に働く粘性-粘性型の衝突タイプのとき,最も臨界電磁体積力が小さくなった。2)臨界電磁体積力が小さくなる条件では,より小さな電磁気力の印加で衝突促進が可能なだけでなく,衝突促進による効果も高かった。などの結果を得た。

シソーラス用語： *溶鋼 ,  介在物 ,  *振動 ,  *電磁場 ,  衝突 ,  促進 ,  *外部磁場 ,  電磁力 ,  電磁流体 ,  凝集 ,  頻度 ,  周波数依存性 ,  粒度依存性 ,  解析 ,  計算機シミュレーション ,  数値解析 ,  *物質移動 ,  印加磁場 ,  介在物除去 ,  粘性抵抗 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： 除去効率 ,  理論解析 ,  粒子直径

分類 (2件)： 製鋼  (WD01060A) ,  電磁流体力学  (BC05000Q)

引用文献 (14件)：

• 1) T. Emi: Tetsu-to-Hagané, 100(2014), 31.
• 2) T. Nakaoka, S. Taniguchi, K. Matsumoto and S.T. Johansen: ISIJ Int., 41(2001), 1103.
• 3) F. Yamao, K. Sassa, K. Iwai and S. Asai: Tetsu-to-Hagané, 83(1997), 30.
• 4) A. Maruyama and K. Iwai: Tetsu-to-Hagané, 102(2016), 106.
• 5) S. Taniguchi and A. Kikuchi: Tetsu-to-Hagané, 78(1992), 527.

タイトルに関連する用語 (7件)： 振動電磁場 ,  印加 ,  導電性 ,  液体中 ,  非導電性 ,  衝突 ,  促進