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J-GLOBAL ID:201602222214311988   整理番号:16A1370070

海洋生態系同位体異性体モデルを基にした西部北太平洋における亜酸化窒素生産過程についての洞察

Insight into nitrous oxide production processes in the western North Pacific based on a marine ecosystem isotopomer model
著者 (14件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 491-508  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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亜酸化窒素(N2O)生産過程(例えば,硝化の際のアンモニウムの酸化や硝化菌の脱窒の際の亜硝酸塩の還元)を含む海洋生態系モデルとN同位体異性体が海水-大気N2Oフラックスの推定とN2O生産過程の定量化のために開発された。西部北太平洋の亜寒帯域定点(K2)と亜熱帯域定点(S1)の2か所の対照的時系列観測定点の220m以浅の海水にこのモデルが適用された。そのモデルは観測されたN濃度とN同位体異性体のデータセットを用いて検証され,S1に比べてK2の高いN2O濃度,高いδ15N値およびN2Oに関する高い地域性能値をうまくシミュレートすることができた。年平均N2O排出はK2で32.3mg N m-2 year-2,S1で2.7mg N m-2 year-2と推定された。このモデルを基にした事例研究の結果,硝化の際の硝酸塩の生産に対するin situでの生物学的N2O生産の割合はK2で~0.22%,S1で~0.06%と推定された。また,K2ではN2Oは主にアンモニウムの酸化によって生産されたが,S1ではアンモニウムの酸化と硝酸塩の還元の両方によって生産されることも示唆された。K2でのアンモニウムの酸化の大部分(~80%)は準表層水中の古細菌によって行われた。この仮説は古細菌活性の阻害剤を用いた同位体トレーサーインキュベーション実験によって裏付けられた。Copyright 2015 The Oceanographic Society of Japan and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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水圏・生物圏の地球化学  ,  プランクトン  ,  生態系 
引用文献 (52件):
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