文献

J-GLOBAL ID：201602222289937627   整理番号：16A0646734

海藻アカモク因子の多機能性とその健康増進における役割

Role of marine algae Sargassum horneri bioactive factor in health care

著者 (1件)： 山口正義 (エモリー大 医)
資料名： New Food Industry  (New Food Industry)
巻： 58  号： 8  ページ： 1-8  発行年： 2016年08月01日 
JST資料番号： F0354A  ISSN： 0547-0277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海藻でもあるアカモクの成分の生理活性について報告する。アカモクを洗浄し,エタノールを加用して粉砕,遠心分離し,上清を凍結乾燥して供試した。まず,本成分をラットに経口投与したところ,骨形成の増進,骨吸収の抑制作用が見られた。さらなる試験において,本成分は成長期ならびに加齢ラットの骨量を増やすこと,糖尿病性骨粗鬆症(骨減少)の予防,改善に有効性を示し,新規機能性食品素材「ホルマックスOT」の開発に至った。その後の試験において本成分は,脂肪細胞の形成抑制から糖尿病予防の可能性,乳がん細胞の増殖抑制作用も示した。

シソーラス用語： *ホンダワラ科 ,  *海藻 ,  *生理活性因子 ,  動物実験 ,  健康管理 ,  ラット ,  経口投与 ,  骨形成 ,  骨吸収 ,  薬理作用 ,  骨粗鬆症 ,  *材料 ,  予防医学 ,  腫瘍細胞 ,  抗腫瘍作用 ,  *アカモク ,  糖尿病予防 ,  *機能性食品原料 ,  骨吸収抑制作用 ,  *隠花植物 ,  ネズミ亜目
準シソーラス用語： *機能性食品素材 ,  健康増進 ,  骨吸収抑制効果

分類 (3件)： 海藻類  (FH02040G) ,  海藻類  (FJ13030N) ,  食品の品質  (FJ01040F)

引用文献 (23件)：

• 山口正義:骨粗鬆症の予防と栄養,黒船出版,静岡,2000.
• 山口正義:「骨の健康と食因子-骨粗鬆症の予防と修復へのアプローチ」,食品資材研究会,東京,2010.
• Yamaguchi M: Nutritional Factors and Osteoporosis Prevention. Nova Science Publishers, Inc., New York, USA, 2010.
• Yamaguchi M: Biomedical Osteoporosis Treatment. Nova Science Publishers, Inc., New York, USA, 2013.
• Yamaguchi M, Hachiya S, Hiratsuka S, Suzuki T: Effect of marine algae extract on bone calcification in the femoral-metaphyseal tissues of rats: Anabolic effect of Sargassum horneri. J. Health Sci., 47, 533-538. 2001.

タイトルに関連する用語 (6件)： 海藻 ,  アカモク ,  因子 ,  多機能性 ,  健康増進 ,  役割