イネ苗の成長に及ぼすブラシノステロイドおよびジベレリン生合成阻害剤の効果の比較【Powered by NICT】

Matusmoto Tadashi; Yamada Kazuhiro; Yoshizawa Yuko; Oh Keimei

文献

J-GLOBAL ID：201602222704057344 整理番号：16A0903192

イネ苗の成長に及ぼすブラシノステロイドおよびジベレリン生合成阻害剤の効果の比較【Powered by NICT】

Comparison of Effect of Brassinosteroid and Gibberellin Biosynthesis Inhibitors on Growth of Rice Seedlings

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巻： 23 号： 1 ページ： 51-55 発行年： 2016年
JST資料番号： C2861A ISSN： 1672-6308 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：中国 (CHN) 言語：英語 (EN)

ブラシノステロイド(BR)とジベレリン(GA)は,植物の細胞伸長を調節する二つの主要な植物ホルモンである。変異体はこれらのホルモンの生合成を混乱させ,イネのわい性表現型の異なる程度を示した。植物の縦方向成長を促進する各植物ホルモンの役割を遺伝的方法を用いて広く研究されてきたが,それらの関係はまだ十分に理解されていない。本研究で著者らは,イネ実生の成長におけるBRとGAの役割を調べるためにBRとGA生合成を標的とする二特異的阻害剤を用いた。GA生合成の商業的に利用可能な阻害剤,Yucaizol,BR生合成の特異的阻害剤,およびトリネキサパックエチルを使用した。イネ苗に及ぼすYucaizolの影響をYucaizolは茎伸長を有意に遅延させることを示した。IC(50)値は約0.8μmol/Lであることが分かった。YucaizolもBR欠失イネに対するイネ実生における表現型模写小葉の角度を誘導し,同様に,トリネキサパックエチルはそうではなかった。トリネキサパックエチルと組み合わせたYucaizolはイネに適用した場合,これら二種の阻害剤の混合物を低用量でイネの茎伸長を遅らせた。著者らの結果は,GA生合成阻害剤と組み合わせたBR生合成阻害剤の使用は,イネ高さを制御するための新技術の開発に有用であるかもしれないことを示唆した。Data from the ScienceChina, LCAS.【Powered by NICT】

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植物ホルモン

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