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J-GLOBAL ID：201602222881125678   整理番号：16A0566567

視覚障害者のアクセシビリティに配慮したアクションRPG:全盲者向け開発環境とゲーム本体の開発

Accessible action RPG for visually impaired gamers: Development of a game software and a development environment for the visually impaired

著者 (5件)： 松尾政輝 (筑波技大 保健科学) ,  坂尻正次 (筑波技大 保健科学) ,  三浦貴大 (東大 高齢社会総合研究機構) ,  大西淳児 (筑波技大 保健科学) ,  小野束 (筑波技大 保健科学)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 21  号： 2  ページ： 303-312  発行年： 2016年06月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の視覚障害者向けに作られたゲームは晴眼者にとっては操作が難しいか,きわめて簡単で楽しみにくく,視覚障害者が独力でゲーム開発が行える環境は限られる。本論文では,視覚障害の有無にかかわらず,誰でも遊べるゲームを視覚障害者自身の考えを直接反映させて開発するためのアクションRPG(Roll Playing Game)開発環境を整備した。ゲーム開発はスクリーンリーダを用いて行うものとし,プログラム言語としてHSP(Hot Soup Processor)を用いて基本的なゲームのアルゴリズムを開発したほか,著者の1人が以前開発したツール「オトノペ」を用いてテキストコンテンツを作成した。また,HSPによって全盲者でも視覚情報なしでフィールドを作成できるエディタを開発し,カーソル移動,位置決定・範囲決定,オブジェクト配置・編集の操作の組合せによって音による情報提示を受けながらフィールドを作成できるようにした。本開発環境を用いて視覚情報なしでも聴覚情報だけで操作できるアクションRPG「Shadow Rine」を開発し,ウェブサイトを通じて無償配布したところマルチメディア性や操作性が高く,障害者と健常者がともに楽しめるといった意見が得られた。

シソーラス用語： *娯楽 ,  *アクセシビリティ ,  *視覚障害者 ,  *プログラミング環境 ,  ゲーム ,  応用プログラム ,  プログラミング言語 ,  支援プログラム ,  音響発生 ,  情報サービス ,  聴覚 ,  Web【情報システム】 ,  人間
準シソーラス用語： *RPG ,  スクリーンリーダ ,  ソフトウェアツール ,  *ロールプレイングゲーム ,  健常者 ,  情報提供 ,  全盲者

分類 (3件)： 趣味娯楽用品  (ZB05000L) ,  人間機械系  (IB03000G) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (39件)：

• AudioGames.net, http://www.audiogames.net/ (cited: 2015/6/30)
• 良藝館, http://www.eonet.ne.jp/~akiraworld0719/gindex.html
• テキストゲーム作成ソフト テキストゲームメーカー, http://lumo21.net/textgame/ (cited:2015/6/30)
• “日本障害者ソフト”, http://homepage2.nifty.com/JHS/index.html (last viewed: 2013/07/05)
• Shadow Rine, http://www.mm-galabo.com/sr/ (cited: 2015/6/30)

タイトルに関連する用語 (8件)： 視覚障害者 ,  アクセシビリティ ,  配慮 ,  アクション ,  RPG ,  開発環境 ,  ゲーム ,  開発