抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,多くのソフトウェア開発部門のプロセス改善に取り組んでおり,その改善の核となる改善推進グループ(SEPG:Software Engineering Process Group)の重要性が指摘されている。しかし,SEPGを構成するプロセス改善技術者(以下“SEPG要員”という。)は,高い問題解決力と,ある程度の開発経験とパーソナリティを必要とするため,その確保が難しい。そのため,質の高いSEPG要員を効率良く育成することはプロセス改善を進める上で重要な課題である。しかし,SEPG要員の育成には,多岐にわたるスキルが要求され達成目標を定めにくい。三菱電機グループはこうした課題を解決するプロセス改善技術者育成コースを開発した。同コースは,下の表に示す単元/講義項目及び達成目標/内容に示すように,現場のSEPG要員が出会う困難を解決するためのスキル習得に目標を絞り,短い講座期間での実用的なコースを実現した。また,三菱電機グループ全体を母体として育成対象者と指導者を選出することで,集合形式コースで効率良く育成できた。受講後のアンケート調査などによって,受講が成長に貢献したという回答が89.8%であったことから,このコースが有効であることが分かった。(著者抄録)