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J-GLOBAL ID:201602223785417687   整理番号:16A1069033

リン酸塩系ガラスの構造,粘性そして繊維引抜特性: ホウ素と酸化鉄の添加効果

Structure, viscosity and fibre drawing properties of phosphate-based glasses: effect of boron and iron oxide addition
著者 (7件):
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巻: 51  号: 16  ページ: 7523-7535  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: B0722A  ISSN: 0022-2461  CODEN: JMTSAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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再吸収性リン酸塩系ガラスは骨折固定のため再吸収性高分子の繊維補強材として適用されている。これら複合材料の機械的性質は,繊維の機械的性質に大きく依存する。本研究では,P2O5含有量を45mol%に固定したガラス系P2O5-CaO-Na2O-MgOにおけるNa2OをB2O3とFe2O3の片方または両方で置換することにより,四つのリン酸塩系ガラス複合材料を作製した。B2O3とFe2O3および/またはFeOの両方を含有するガラス(P45B5Fe5とP45B5Fe3)の熱安定性は,B2O3(P45B5)あるいはFe2O3(P45Fe3とP45Fe5)のみを含有するガラスよりもずっと高かった。B2O3とFe2O3および/またはFeOの含有量の増加は粘性を高温側にシフトすることがわかった。粘性曲線から推定されたフラジリティパラメータのmとF1/2はB2O3の添加で減少した。B2O3とFe2O3および/またはFeO含有ガラスの物理的性質が向上したのは,P-O-P結合がP-O-BとP-O-Fe結合で置換されたことによる。ガラス構造中のP-O-BとP-O-Fe結合の存在はFTIR解析で確認された。B2O3またはFe2O3および/またはFeO含有ガラスから3hまで連続繊維を引抜くことはできたが,Fe2O3のみを含有するガラスから繊維を引抜くことは困難であり,繊維引張工程は連続的ではなかった。したがって,ガラス系へのB2O3の添加は,リン酸塩(P2O5)含有量が45mol%のガラスから連続繊維を引抜くことを成功させた。また,Fe2O3および/またはFeOのみの添加は繊維の機械的性質には有意な影響を及ぼさないが,繊維の機械的性質はB2O3の増加と共に増加することが観察された。Copyright 2016 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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ガラス繊維,セラミック繊維 

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