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J-GLOBAL ID：201602223955444361   整理番号：16A1305719

日本の気候値平衡含水率

著者 (2件)： 齋藤周逸 (国立研究開発法人 森林総合研究所) ,  信田聡 (国立大学法人 東京大学大学院農学生命科学研究科)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 62  号： 5  ページ： 182-189(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本国内の木材平衡含水率は15%と考えられている。これは過去の気象値や実験的データに基づいていると考えられる。気候値平衡含水率に関した文献は従来からあるが,測定点は多くなく,主に都市部であった。近年,国内における気象測定地点や経年値等の気象データは増えた。ここでは,1981~1995年の気象デ-タと平衡含水率図表に基づいて,改めて気候値平衡含水率の検証を行った。その結果,全国842測定点のデータから,気象値による木材平衡含水率の全国平均は15%,その範囲は12~19%と,従来からの報告と変わらなかった。ただし,従来の報告にある都市部の測定地点に限定して比較すると,気候値平衡含水率は13.5%と低下傾向であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *気象データ ,  *木材 ,  *含水量 ,  市街地 ,  経時変化 ,  図表 ,  日本
準シソーラス用語： 気候値 ,  主要測定点 ,  *平衡含水量

著者キーワード (3件)： equilibrium moisture content ,  contour line map ,  climate data

分類 (2件)： 気象学一般  (DC05010D) ,  林産物一般  (FF05010O)

引用文献 (16件)：

• 1) 北原覚一:生材および気乾含水率.“木材物理”, 森北出版, 東京, 1967, pp.29-30.
• 2) 松本文三:木材の含水量.“木材乾燥法(第三版)”, 産業図書, 東京, 1948,pp.4-6.
• 3) 泉 岩太:我が国各地に於ける気候の相違と木材の乾燥度.林学会誌 17(9) , 47-54(1935).
• 4) 寺澤 眞, 鷲見博史:わが国の木製品の適正含水率について.木材工業 25(7) , 97-303(1971).
• 5) 赤坂 裕, 二宮秀興, 松本真一, 曽我和弘, 永村一雄, 三木信博, 永村悦子, 武政孝治:EA気象デ-タ(北海道, 東北, 関東, 中部, 近畿, 中国, 四国, 九州).“拡張アメダス気象データ”, 日本建築学会編, 東京, 2000, CD-ROM vol. 1-4.

タイトルに関連する用語 (3件)： 日本 ,  気候値 ,  平衡含水率