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J-GLOBAL ID:201602224151747144   整理番号:16A0814567

低輻射加熱を受けた木材の燃焼性能および強度性能 体育館等の梁の木造化促進のための基礎的研究

PERFORMANCE OF BURNING AND STRENGTH OF WOOD AGAINST LOW RADIATION: Fundamental research for promotion of gymnasiums with roofs supported by wooden beams
著者 (7件):
資料名:
号: 727  ページ: 1491-1500  発行年: 2016年09月30日 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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体育館等の屋根の木造化促進を目的に,耐火性能検証法Cルートの判断基準の指標となる着火条件の整理と,炭化深さの定量化に向け,加熱試験および加熱した木材の曲げ試験を行った。その結果,以下のことを明らかにした。1)20kW/m2以下の低い輻射強度では,着火条件を表面温度で設定することを避け,入射熱流で設定し,13kW/m2を推奨値とした。2)実験から得られた回帰直線から,輻射加熱に加熱時間から着火時間の差を乗じた数値から炭化深さを推定する式と,輻射強度から着火時間を推定する式を提案した。3)180°C以下の温度に20分程度晒されても,その後室温にて冷却されれば,ヤング係数や強度は概ね回復するが,180°Cでは熱減成を生じる可能性がある。4)7kW/m2以下では表面から深さ10mm,9~13kW/m2では15mmの深さ,13~19kW/m2では,炭化深さからさらに10mm深い位置では,火災継続中に内部温度が150°Cに達しない。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (2件):
分類
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木構造  ,  火災 
引用文献 (11件):
  • 1) 日本建築センター 他:2001年版耐火性能検証法の解説及び計算例とその解説,pp41~73
  • 2) 長谷見雄二 他:局所火源を前提とする木質系耐火設計に関する研究その1 背景・設計の基本概念と必要な研究開発の枠組,日本建築学会大会学術講演梗概集,A-2分冊,pp27-28,2005
  • 3) 日本建築センター:住宅の内装防火設計マニュアル,p109
  • 4) 長岡勉 他:放射加熱を受ける可燃物の着火温度-コーンカロリーメータを用いた着火温度の測定,日本建築学会環境系論文集第596号,pp1-6,2005.10
  • 5) 原田寿郎:木材の燃焼性および耐火性能に関する研究,森林総研研報 Bull For. & For. Prod. Res. Inst. No. 378, 2000
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