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J-GLOBAL ID:201602224675691758   整理番号:16A1179775

cis-RuL2(CN)2(L=2,2‘-ビピリジンとその誘導体)の光学分割,絶対配置の決定および光ラセミ化

Optical Resolution, Determination of Absolute Configuration, and Photoracemization of cis-RuL2(CN)2 (L = 2,2′-Bipyridine and Its Analogues)
著者 (3件):
資料名:
巻: 55  号: 17  ページ: 8387-8395  発行年: 2016年09月05日 
JST資料番号: C0566A  ISSN: 0020-1669  CODEN: INOCAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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キラルな遷移金属錯体の触媒反応や発光はキラル化学分野に大きく貢献してきたが,熱や光によるラセミ化に対して不安的であるという難点がつきまとう。本研究では,中性のRu(II)錯体cis-Ru(L)2(CN)2(L=bpy,dmb,dbbおよびphen;bpy=4,4’-ジメチル-2,2’-ビピリジン,dmb=2,2’-ビピリジン,dbb=4,4’-di-tBu-2,2’-ビピリジンおよびphen=1,10-フェナントロリン)を合成し,それぞれの錯体についてキラルカラムを用いたHPLCによって個々のエナンチオマ(ΔとΛ)に分離した。それらの絶対配座はX線結晶構造解析に基づいて決定した。Δのフォトラセミ化に対して速度としてk=1x10-6~1x10-5s-1,量子収率としてφ=1x10-5を得た。フォトラセミ化は励起波長,溶媒,温度および発光時間に強く依存し,それらの依存性について詳細な速度論的考察を行った。DFT計算はラセミ化に対して5配位の中間体が存在することを示す。ラセミ化速度の温度依存性から,3MLCT(金属から配位子への電荷移動)と3d-d*状態間のエネルギーギャップとして4500-5000cm-1が得られた。
シソーラス用語:
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分類 (4件):
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白金族元素の錯体  ,  クロマトグラフィー,電気泳動  ,  光化学反応  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 
物質索引 (4件):
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