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J-GLOBAL ID：201602225009846108   整理番号：16A1341089

冷凍サイクルを考慮したヒートポンプシステム年間性能予測ツールに関する研究 第1報-開発した性能予測ツールの概要と検証

Development of Annual Performance Prediction Tool for Heat Pump System Considering Refrigeration Cycle: Part 1-Outlines of a Performance Prediction Tool and its Validation

著者 (3件)： 葛隆生 (北大 大学院) ,  山口峻 (日建設計) ,  山口峻 (北九州市大)
資料名： 空気調和・衛生工学会論文集  (Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)
号： 237  ページ： 1-10  発行年： 2016年12月05日 
JST資料番号： G0149B  ISSN： 0385-275X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒートポンプ・冷凍サイクルの物理モデルのシミュレーションで用いられている圧縮機の消費電力の計算式から,物理モデルの計算式を簡略化することで高速化が可能であることを示し,物理モデルの計算式の簡略化を行い,冷凍サイクルを考慮したヒートポンプ空調システムの年間性能予測ツールを開発した。本ツールの特長としては,機器の仕様書や性能図書などから入力条件を与えられること,ヒートポンプ内部の一部の構成機器の変更や,冷媒の凝縮・蒸発温度を一定に保つ制御への対応が可能であること,年間性能予測に対応できる高速計算が可能であることなどが挙げられる。また,事務所ビルに導入された水冷ビルマルチを対象に,ツールによる室外機の計算結果と実測結果を比較してツールの精度検証を行った。消費電力の期間積算値の実測結果と計算結果の相対誤差は夏期で1.0%,冬期で4.8%となり,本ツールはヒートポンプ空調システムの年間性能予測を実用的な精度の範囲内で行えることが確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *冷凍サイクル ,  *ヒートポンプ ,  シミュレーション ,  圧縮機 ,  *消費電力 ,  高速化 ,  簡素化 ,  空調システム ,  凝縮 ,  高速計算 ,  事務所建築 ,  *空気調和装置 ,  *電力量計
準シソーラス用語： 計算式 ,  室外機 ,  蒸発温度 ,  *性能予測 ,  *精度検証 ,  相対誤差 ,  *物理モデル

分類 (1件)： ヒートポンプ  (PC03020M)

引用文献 (16件)：

• National Renewable Energy Laboratory Energy plus vet 8.5.0 : https://energyplus.net/ (2016-5)
• TRNSYS manuals : http://sel.me.wisc.edu/trnsys/user17-resources/downloads/trnsys17-manuals.zip (2016-5)
• 村上周三他:外皮・躯体と設備・機器の総合シミュレーションツール「BEST」の開発 その1~152, 空気調和・衛生工学会大会論文集(2008~2014)
• 国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課 LCEM ツール ver.3.10: http://www.mlit.go.jp/gobuild/sesaku_1cem_1cemtool_index.htm (2016-5)
• 丹羽勝巳他:外皮・躯体と設備・機器の総合シミュレーションツール「BEST」の開発 その32 機器特性の概要, 空気調和・衛生工学会大会学術講演会論文集, pp.1129-1132 (2008)

タイトルに関連する用語 (8件)： 冷凍サイクル ,  ヒートポンプシステム ,  性能予測 ,  ツール ,  研究 ,  開発 ,  概要 ,  検証