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J-GLOBAL ID：201602225194715892   整理番号：16A1182684

無機製品の歴史と経年変化 蛍光体の劣化

著者 (4件)： KIM Sun Woog (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  長谷川拓哉 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  戸田健司 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  佐藤峰夫 (新潟大 工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 23  号： 385  ページ： 416-421  発行年： 2016年11月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 発光デバイスの中での蛍光体の劣化は多種多様であり,励起エネルギーによって劣化機構が大きく異なる。本稿では,代表的な蛍光体の劣化について概説した。白色LED用としてCe³⁺やEu²⁺イオンを発光イオンとする新規蛍光体の開発が行われてきた。代表的な蛍光体の劣化として,CRTディスプレイ用蛍光体における青色,緑色用のZnS系蛍光体の酸化によるZnO化について説明した。FED用酸化物蛍光体では,加水分解による母体結晶の崩壊について示した。青色蛍光体の発光イオンとして用いられるEu²⁺イオンがEu³⁺イオンに酸化され発光特性が劣化することを示し,窒化物蛍光体の出発原料に酸素を含まない物質を使用する傾向があると述べた。

シソーラス用語： *蛍光体 ,  *劣化 ,  *発光 ,  励起エネルギー ,  発光ダイオード ,  カチオン ,  ユウロピウム ,  セリウム ,  CRTディスプレイ ,  青 ,  緑 ,  硫化亜鉛 ,  酸化 ,  フラットパネルディスプレイ ,  加水分解 ,  酸化物 ,  原子価 ,  窒化物 ,  酸素 ,  白色発光ダイオード
準シソーラス用語： 白色LED

分類 (1件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

引用文献 (22件)：

• 蛍光体同学会編,”蛍光体ハンドブック”,オーム社,(1987)p.5.
• U. Kaufmann, M. Kunzer, K. Kohler, H. Obloh, W. Pletschen, P. Shlotter, J. Wagner, A. Ellens, W. Rossner, M. Kobusch, Phys. Stat. Sol. A, 192, 246-253 (2002).
• R. J. Xie, N. Hirosaki, Sci. Technol. Adv. Mater., 8, 588-600 (2007).
• S. Neeraj, N. Kijima, A. K. Cheetham, Chem. Phys. Lett., 387, 2-6 (2004).
• S. Shi, J. Gao, J. Zhou, Opt. Mater., 30, 1616-1620 (2008).

タイトルに関連する用語 (3件)： 歴史 ,  経年変化 ,  蛍光体