抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スギ列状間伐林分を対象に,航空機LiDARの高密度の点群データをメッシュ化することで高さのパーセンタイル値に生じる変化を分析した。約42点/m
2の点群データから樹冠高を表すCanopy Height Model(CHM)を作成し,CHMをメッシュ化して25cmと50cmメッシュのDigital Canopy Height Model(DCHM)を作成した。コドラート内でDCHMとCHMのそれぞれから1~100パーセンタイル値を算出し,両者の線形関係と差分値(DCHM-CHM)について調べた。その結果,低いパーセンタイルを除けば,各コドラートの立木サイズとは無関係に一定のバイアスが存在することがわかり,そのバイアスは25cmにメッシュ化した場合(元データの容量の1/2.63倍)は20cm~30cm程度,50cmにメッシュ化した場合(元データの容量の1/10.5倍)は40cm~70cm程度であった。これらのバイアスが無視できる場合は高密度の点群データのメッシュ化の利点は大きく,無視できない場合は各メッシュサイズに対してバイアス補正の検討が必要になることがわかった。(著者抄録)