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J-GLOBAL ID:201602225829859169   整理番号:16A0814085

VOC規制はローカルなオゾン高濃度にどれほど影響したか-気象影響を排除した詳細な検討-

How Much Did the VOC Emission Control Executed Since 2006 Affect the High Levels of Local Ozone Formation-Details of Exclusion of Meteorological Effect-
著者 (1件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 230-237  発行年: 2016年09月01日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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光化学オキシダント(実質はオゾン)や微小粒子状物質の高濃度状況の改善を目指して,前駆物質である揮発性有機化合物(VOC)の排出規制が2006年度に施行された。施行後10年を経過して,その規制効果の検証が求められており,検証につながる近年のデータ解析やモデルシミュレーションに関する報告をレビューした。さらに本稿では,関東中央部におけるオゾン高濃度事象発生の典型気象パターンとして,早朝に首都圏が静穏で前駆物質が高濃度に蓄積し,それを含む気塊が朝以降に海風に輸送される過程で高濃度オゾンが発生した日をVOC規制までの7年間から抽出した。並行して,VOC規制後の7年間からも同じ気象パターンの日を抽出した。両グループのオゾン濃度の日変化を比較すると,海風の内陸進入が早い日には東京湾岸の濃度上昇が緩和されたが,内陸では変わっていない。一方,海風の内陸進入が遅い日は東京湾岸でも内陸でも顕著な改善はない。今後,VOC削減のような施策の検討に化学輸送モデルを活用するためには,この種のデータ解析結果に照らした気象再現性と汚染濃度レスポンスの検証が望まれる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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気圏環境汚染 
引用文献 (16件):
  • 遠藤文倫,早崎将光,川村隆一:中部日本の夏季静穏日における光化学オキシダントの日変化と関連する熱的局地循環,大気環境学会誌,48,234-242 (2013).
  • 星 純也,石井康一郎:関東地域における揮発性有機化合物 (VOC)排出量の変化と光化学オキシダント生成の関係について,大気環境学会誌,48,215-222 (2013).
  • 井上和也,東野晴行:2次生成対応大気モデルADMER-PROの開発と検証,大気環境学会誌,50,278-291 (2015).
  • 環境省:光化学オキシダント調査検討会報告書-今後の対策を見すえた調査研究のあり方について-,平成24年3月(2012). http://www.env.go.jp/air/osen/pc_oxidant/conf/chosa/rep201203/01.pdf(2016. 5. 17最終確認).
  • 環境省:光化学オキシダント調査検討会報告書~光化学オキシダントの解析と対策へ向けた指標の提言~,平成26年3月(2014). http://www.env.go.jp/air/osen/pc_oxidant/conf/chosa/h25_rep-1.pdf(2016. 5. 17最終確認).
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