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J-GLOBAL ID:201602226071595904   整理番号:16A1081802

放射性炭素分析と組合せによるPMFを用いた中国北部の地域バックグラウンドサイトでのPM2.5発生源配分:バイオマス燃焼の寄与についての洞察

Source apportionment of PM2.5 at a regional background site in North China using PMF linked with radiocarbon analysis: insight into the contribution of biomass burning
著者 (10件):
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巻: 16  号: 17  ページ: 11249-11265 (WEB ONLY)  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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統計分析,放射性炭素(14C)測定,正行列因子分解(PMF)モデルを用いて,2014年冬の中国北部バックグラウンドサイトでの微細粒子(PM2.5)発生源配分を行った。結果は,PM2.5濃度が77.6±59.3μg-3で硫酸塩(SO24)濃度が最大,次いで硝酸塩(NO3-),有機炭素(OC),元素状炭素(EC),アンモニウム(NH4+)と続くことを明らかにした。後方流跡線解析が示すように,試料採取期間の気塊の半数以上が北京-天津-河北(BTH)地域からで,モンゴル,山東半島と続いた。化学種クラスタ分析は,山東半島からPM2.5でのバイオマス燃焼の明らかな信号を示唆したが,BTH地域からのPM2.5は自動車排出パターンを示した。この結果は,2つの合わせた試料中のOCとECの14C測定で更に確認された。14Cの結果は,バイオマス燃焼放出が,気塊が山東半島由来の時,OCとEC濃度にそれぞれ59±4,52±2%寄与することを示し,卓越風が変化しBTH地域からの時,寄与はそれぞれ46±4,38±1%に低下した。PMFと14C測定からの発生源配分結果の最小偏差を,モデル実行の最適選択として採用した。同じ範囲(3%)の2つのわずかな過大評価は,PMFが本研究での地域PM2.5の合理的な発生源配分をもたらしたことを示唆した。PMFモデルに基づき,8つの発生源が特定され,それらの中で石炭燃焼,バイオマス燃焼,自動車排出がそれぞれ,29.6,19.3,15.9%を占め,PM2.5に主に寄与した。全体の発生源配分と比べ,自動車排出,鉱物ダスト,石炭燃焼,バイオマス燃焼の寄与は,気塊がそれぞれBTH地域,モンゴル,山東半島から由来した時に増加した。石炭燃焼と自動車排出が大気質改善のために削減すべき主要な排出源であると考えられてきたが,バイオマス燃焼の重要さが本研究で明らかとなった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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粒状物調査測定  ,  対流圏・成層圏の地球化学 

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