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J-GLOBAL ID：201602226817578707   整理番号：16A0574209

EMCを低減するベクトル合成を用いたワイヤレス給電法

著者 (1件)： 郡武治 (静岡理工科大)
資料名： 電磁環境工学情報EMC  (月刊EMC)
巻： 29  号： 3  ページ： 60-67  発行年： 2016年07月05日 
JST資料番号： L0077A  ISSN： 0916-2275  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大容量非接触給電で生じるEMCを,原理的に,かつ積極的に軽減する手法を論じた。ベクトル合成によるワイヤレス電力伝送漏洩電磁波軽減法の原理を示し,近接電磁波伝搬モデルを使用して,本手法による漏洩電磁波削減効果を推定し,考察した。更に,85kHzの三相交流のワイヤレス給電について,単体実験と自動車を用いた実証実験の結果を示し,考察した。自動車による実証実験では,単体実験で用いたワイヤレス給電回路を自動車の下に入れて漏洩電磁波を測定し,本手法によるEMC改善の効果を検証した。その結果,単体実験で10dB以上,自動車を用いた実証実験で5dB以上の改善効果が得られると述べた。

シソーラス用語： 電力供給 ,  *電磁干渉 ,  漏れ ,  プラグインハイブリッド自動車 ,  *電気自動車 ,  交流電源
準シソーラス用語： *非接触給電 ,  EMC【電磁干渉】 ,  電磁波漏洩 ,  PHEV【自動車】 ,  電磁障害

分類 (2件)： 屋内配電・電源設備  (NB05050C) ,  電気自動車  (QG07020B)

引用文献 (17件)：

• 総務省情報通信審議会一分答申「ワイヤレス電力伝送システムに関する技術的条件」のうち「電気自動車用ワイヤレス電力伝送システムに関する技術的条件」平成27年7月17日
• 福地一、“日本のワイヤレス電力伝送普及に向けた取り組み”南方真人、“EV/PHEV用ワイヤレス給電システム国際標準化の取り組みと動向”篠原真毅、“ワイヤレス給電に関する国際会議、学会動向”、OHM5月、2015
• 庄木裕樹、“[特別講演]ワイヤレス電力伝送技術の実用化に向けた動向と取り組み国内での新制度化、国際協調活動と標準規格化”、通学技報、WPT2014-84、2015
• 郡武治、“ベクトル合成を用いたワイヤレス電力伝送における漏洩電磁波軽減法”、信学総大、B-1-11,2013
• 郡武治、“ベクトル合成を用いたワイヤレス電力伝送における漏洩電磁波軽減法”、信学技報、vol.113,no.101,EMCJ2013-18,pp.11-16,2013年6月

タイトルに関連する用語 (3件)： EMC ,  ベクトル ,  ワイヤレス給電