抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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セキュリティやマーケティングのための監視カメラシステムの分野において,人物検出や追跡のための画像認識技術に対する期待が高い。本論文では,視野の共有しない複数のカメラネットワークから取得した映像から,同一人物を追跡する手法について提案する。多くの監視システムにおいて,複数のカメラの環境から個人を特定することが課題である。しかしながら,視野を共有しない環境において,視点や姿勢の不明な状況下では人物の特徴が安定しないことにより,人物を照合することは大変困難である。そこで,本論文では人物間の観察方向の共有領域に着目した,共可視特徴に基づく複数カメラ間での人物同定手法を提案する。本手法を公開データセット(VIPeR)を用いた累積照合特性により検証した結果,従来手法と比較して観察方向の違いに対して安定に人物同定が可能となり,提案手法の有効性を確認した。(著者抄録)