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J-GLOBAL ID:201602226873848980   整理番号:16A1324616

スギポット大苗植栽後1年間の主軸の傾きと活着に対する支柱の効果

著者 (6件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 20-25(J-STAGE)  発行年: 2016年02月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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160cmを超えるスギポット大苗を無支柱と支柱あり(1本支柱・3本支柱)で植栽し,1年間の主軸の傾きの推移と活着率を比較した。無支柱の場合,主軸の傾きは植栽から2カ月後に最大となり,樹高は主軸長よりも59cm短くなったが,1年後には70%の個体で30°以内に回復した。1本支柱と3本支柱の場合の主軸の傾きはわずかで,それぞれ83%と95%の個体が1年間を通して30°以内に維持された。無支柱の場合,形状比が大きくなると主軸の傾きが大きくなる傾向があり,形状比120を超えると半数以上の個体が一時的に60°より大きく傾いた。大きく傾いた個体の一部は周辺の雑草が絡まって起き上がれずに枯死したため,無支柱の場合の活着率は83%であったが,支柱ありの場合の活着率は93%以上だった。以上の結果から,支柱は大苗の傾きを抑制し活着率を向上させるために有効であった。一方で,無支柱で大苗が傾いても潜在的には傾きが回復する可能性がある。形状比の小さな大苗を使って主軸の傾きを抑制できれば,支柱は必ずしも必要でないといえる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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森林保育  ,  造林一般 
引用文献 (20件):
  • 海老根晶子・藤井英二郎・三島孔明 (2002) ユリノキの生育に及ぼす風の影響と支柱の効果に関する実験的研究.ランドスケープ研究 65: 475-478
  • 藤井 栄 (2014) 再造林対策を目的としたスギポット大苗の植栽後の成長とシカ被害.現代林業 579: 30-35
  • 堀江哲三 (1980) 大苗造林による育林作業の省力化に関する研究.山口林指セ試験報告 8: 1-25
  • 伊東泰男・夏目寿雄 (1974) ポットによる大苗の育苗と造林について.東京営林局業務研究発表集 6: 19-25
  • 加茂久雄 (1979) 苗木の形質に関する研究-スギ苗木の形質が植栽後の活着および生長におよぼす影響-.島根林試研報 29: 51-67
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