抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
九州支社・スマートエネルギーラボ「エネフィス九州」の建設にあたり,エネルギーの有効利用と快適さを実現する「人と地球が共存できるオフィスの実現」をコンセプトとした建物概要と計画を紹介した。具体的な建物性能の指標として,年間一次エネルギー消費量560MJ(m
2・年)以下,BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)最高ランク5☆を必要目標として設定した。本書では,その設備概要および設備の特徴を解説した。「設備の特徴」では地中熱利用設備,躯体蓄熱(躯体放熱),天井放射空調,外気処理,シーリングフリー,イオンドロップを述べた。地中熱利用設備では,地中熱交換器として水平コイル型,ボアホール型密閉式地中採熱杭型,の3種類を採用。躯体蓄熱は一般的な床暖房に用いられる架橋ポリエチレン管を軽量コンクリート内に埋め込む方式とした。イオンドロップとは静電気により付着して建物内に持ち込まれる微粒子が蓄積により,室内執務者にとって問題となる可能性があるため建物のエントランス,社員通用口にイオンを含んだ空気を供給し,イオンの電気的な力を利用して静電気で衣類に付着した花粉やPM25などの微粒子を払い落とすことができる装置のことである。