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J-GLOBAL ID：201602227887934038   整理番号：16A1305735

ヨウ素処理をしたバクテリアセルロース由来のカーボンナノファイバーで強化した炭素複合材料の摩耗特性

著者 (4件)： 中村和正 (福島大学大学院共生システム理工学研究科) ,  佐藤雅俊 (福島大学大学院共生システム理工学研究科) ,  松崎利栄 (福島大学共生システム理工学類) ,  高瀬つぎ子 (福島大学環境放射能研究所)
資料名： 炭素
巻： 2016  号： 274  ページ： 139-144(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バクテリアセルロース(BC)を炭素化したカーボンナノファイバー(CNF)は,炭素/炭素複合材料(C/Cコンポジット)用強化材として注目されている。本研究では,BCとしてナタデココを使用して作製したCNFを用いて,C/Cコンポジットを作製した。特にCNF作製時のヨウ素処理の効果を調べ,作製されたC/Cコンポジットの摩耗特性に与える影響等を調べた。評価には熱重量分析,電界放出型走査電子顕微鏡およびピンオンドラム型摩擦試験機を用いた。その結果,ヨウ素処理により,BCの炭素化収率が大きく向上し,CNF間の癒着,さらに直接含浸法で問題となる気泡の発生も防ぐことができた。さらに,得られたC/Cコンポジットは,優れた耐摩耗性を示すことを明らかにし,ファイバー形態および密着性との観点からその機構を考察した。

シソーラス用語： *炭素繊維 ,  ナノファイバ ,  セルロース ,  酢酸菌属 ,  *C/C複合材料 ,  *摩耗特性 ,  ヨウ素化 ,  炭化 ,  補強材料 ,  含浸 ,  耐摩耗性 ,  密着性
準シソーラス用語： カーボンナノファイバ ,  バクテリアセルロース

著者キーワード (10件)： Bacterial cellulose ,  Carbon nanofiber ,  Carbon/Carbon composite ,  Iodine treatment ,  Wear property ,  Bacterial cellulose ,  Carbon nanofiber ,  Carbon/Carbon composite ,  Iodine treatment ,  Wear property

分類 (1件)： 炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (17件)：

• 1) D. Klemm, D. Schumann, U. Udhardt and S. Marsch, Prog. Polym. Sci. 26 (2001) 1561-1603.
• 2) A. J. Brown, J. Chem. Soc. Trans. 49 (1886) 432-439.
• 3) C. H. Haiger, R. M. Brown Jr. and M. Benziman, Science 210 (1980) 903-906.
• 4) S. Yamanaka, SEN’I GAKKAISHI 52 (1996) 115-118.
• 5) C. F. de Souza, N. Lucyszyn, M. A. Woehl, I. C. Reigel-Vidotti, R. Borsali and M. R. Sierakowski, Carbohydr. Polym. 93 (2013) 144-153.

タイトルに関連する用語 (6件)： ヨウ素 ,  バクテリアセルロース ,  カーボンナノファイバー ,  強化 ,  炭素複合材料 ,  摩耗特性