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J-GLOBAL ID：201602228008600783   整理番号：16A0814462

圃場モニタリングのためのリモートセンシング技術の最前線-1 低層リモートセンシングによる圃場の土壌情報モニタリング

著者 (4件)： 丹羽勝久 (ズコーシャ総合科学研究所) ,  横堀潤 (ズコーシャ総合科学研究所) ,  米山晶 (ズコーシャ総合科学研究所) ,  品川浩一 (ズコーシャ総合科学研究所)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 84  号： 9  ページ： 749-752  発行年： 2016年09月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： UAVなどの低層リモートセンシングは撮影に雲量の影響を受けず,圃場単位などの狭域の画像撮影に有効である。その実利用例として,空撮用無人ヘリコプタに搭載した光学センサを利用した可変施肥システムが挙げられる。具体的には光学センサ画像で圃場の窒素肥沃度をモニタリングし,その結果に基づいて可変施肥計画を立案する。本システムに対応する施肥機を利用し,テンサイに対する可変施肥試験を3圃場で行った結果,農家慣行区に比べ,可変施肥区で窒素施肥量の平均25%の減肥と糖量の平均9%増収を達成した。そのほか,低層リモートセンシングは降雨直後や降雨2日目などの限られた条件の画像取得が可能であり,それらの画像から,それぞれ浅礫区域や圃場排水の不均一性を把握することが可能であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *リモートセンシング ,  圃場 ,  *監視 ,  ヘリコプタ ,  *肥沃度 ,  窒素 ,  *施肥 ,  施肥機 ,  地層 ,  排水 ,  サトウダイコン
準シソーラス用語： *低層リモートセンシング ,  *土壌情報モニタリング ,  無人ヘリコプタ ,  *窒素肥沃度 ,  熱水抽出性窒素 ,  *可変施肥 ,  砂礫層

分類 (2件)： 写真測量,空中写真  (RC02040D) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (11件)：

• 安積大治,志賀弘行:衛星リモートセンシングによる秋まき小麦生育区分図の作成技術,土肥誌75(1),pp.103~107(2004)
• Hongo, C. and Niwa, K. : Yield prediction of sugar beet through combined use of satellite data and meteorological data, Journal of Agriculture Science, Canada 4 (4), pp. 251~261 (2012)
• 畠中哲哉,塩崎尚朗,福原道一,宮地直道,斉藤元也:ランドサットTMデータによる畑地表土の腐植含量評価,土肥誌60,pp.426~431(1989)
• Hatanaka, T., Nishimune, A., Nira, R. and Fukuhara, M. : Estimation of available moisture holding capacity of upland soils using landsat TM data, Soil Sci. Plant Nutr. 41(3), pp.577~586 (1995)
• 畠中哲哉,西宗 昭,福原道一,新良力也:ランドサットTMデータを利用した十勝畑土壌の礫深度測定,土肥誌68(1),pp.30~36(1997)

タイトルに関連する用語 (5件)： 圃場 ,  モニタリング ,  リモートセンシング ,  低層 ,  土壌