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J-GLOBAL ID：201602228361420489   整理番号：16A0667508

高度化する混相流計測技術 電気抵抗方式トモグラフィ法を用いた化学装置における混相流の可視化計測

著者 (4件)： 上ノ山周 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  一条憲明 (IHI 基盤技研) ,  仁志和彦 (千葉工大 工) ,  三角隆太 (横浜国大 大学院工学研究院)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 80  号： 8  ページ： 460-463  発行年： 2016年08月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 撹拌槽を始めとする化学装置において種々の混相系を対象とし,その流動挙動や分散状態を明らかにしようとする際,分散相が光不透過性となるため,光学的な計測手法の適用が著しく困難や不能となる場合が少なくない。また,高レベル放射性廃棄物等,安全性の面から通常の計測法が適用できない場合もある。このような系に対しては,数値流動解析や本稿で紹介するトモグラフィ計測法が,極めて有効な解析ツールとなる。電気抵抗方式トモグラフィ計測法に関して,まずその計測原理の概略を述べたのち,これまでに手掛けてきた塑性流体におけるカバーン流動領域の計測事例液-液系において分散相と連続相とが逆転する転相現象の計測事例,さらにはガラス溶融炉における高レベル放射廃棄物のモニタリング事例について紹介する。本稿では,トモグラフィ計測法の計測原理の概略,撹拌槽におけるトモグラフィ計測事例,高レベル放射廃棄物ガラス溶融炉への適用などについて解説した。

シソーラス用語： 改変 ,  *混相流 ,  技術 ,  計装 ,  計測 ,  トモグラフィー ,  電気抵抗率 ,  化学装置 ,  *流れの可視化 ,  原理 ,  撹拌槽 ,  ガラス ,  融解炉 ,  *計装技術 ,  高レベル放射性廃棄物 ,  *比抵抗トモグラフィー
準シソーラス用語： 高レベル廃棄物 ,  高度化 ,  *電気抵抗トモグラフィー ,  溶融炉

分類 (2件)： 撹はん,混合  (XD02040M) ,  不均質流  (BC02060J)

引用文献 (6件)：

• Kaminoyama, M. : J. Chem. Eng. Jpn., 47, 109-114(2014)
• Kaminoyama, M., K. Kato, R. Misumi and K. Nishi : J. Chem. Eng. Jpn., 43(1), 52-55(2010)
• Ichijo, N. et al. : J. Vis., 19, 183-192(2016)
• 一条ら:第20回動力・エネルギー技術シンポジウム,B123(2015)
• Williams, R. A. et al. : Process Tomography-Principles, Technics and Applications, 301, Butterworth-Heinemann (1995)

タイトルに関連する用語 (7件)： 高度化 ,  混相流 ,  計測技術 ,  電気抵抗方式トモグラフィ ,  化学装置 ,  可視化 ,  計測