抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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動物福祉の目的は動物の生活の質の向上を図ることにある。動物の生活の質は,動物の主観的な感情,身体的機能,および生来の性質に由来する行動発現の自由度の三つの側面から把握すべきだと考えられている。動物福祉の目的は,また動物の健康の増進ともいいかえることができる。動物にとっての環境の良し悪しは彼らの精神的,身体的および社会的健康の視点から多角的に評価する必要があるだろう。動物行動学と生理学の研究成果に基づき“五つの自由”と呼ばれる福祉指標が1992年に英国の農用動物福祉審議会から公表され,現在では農用動物に限らず,伴侶動物,実験動物および展示動物を含むすべての飼育動物の福祉目標となっている。“五つの自由”の遂行が,飼育動物のための快適な環境作りに貢献する。(著者抄録)