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J-GLOBAL ID:201602229091307336   整理番号:16A0493874

ソーシャル・イノベーションの仕組みづくりと企業の役割への模索-先行文献・資料のレビューを中心に-

著者 (2件):
資料名:
号: 427  ページ: 27P  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: L4994A  ISSN: 1346-9029  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究はソーシャル・イノベーションの概念を明確にした上で,企業がソーシャル・イノベーションの主役となるためにどのような役割を果たしていくべきか,どのような課題があるのかを示し,企業によるソーシャル・イノベーションの仕組みづくりの方向性を示唆するものである。まず,先行研究に基づいて,ソーシャル・イノベーションの定義をレビューし,ソーシャル・イノベーションの到達点として「納得のできる生活世界の構築」を提起する。そしてソーシャル・イノベーションのプロセスの議論から,それを「自動的に」生み出す理想的な仕組みとは何かを論じる。その仕組みづくりのヒントを探るために,日本で実施されてきたソーシャル・イノベーションに関する調査報告書のサーベイを行う。サーベイの結果から,ソーシャル・イノベーションの成功要因を整理し,企業がソーシャル・イノベーションの仕組みづくりの主役になる必要性を主張したい。企業を主役に据えたソーシャル・イノベーションの仕組みについて,既存調査研究による成果と問題点を示した上で,特に企業の生存状態(企業内に活力があるかどうか)の観点から,「介業理念の浸透とそれに基づく戦略」と,企業の生存環境(企業の理念と努力を正当に評価する社会環境)の観点から,「多様な協働関係を可能にする社会環境」が重要だと強調する。とりわけ「協働関係」を可能にするプラットフォームを企業が主導して創ることを提案し,今後の課題としたい。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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準シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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経営工学一般  ,  研究開発 
引用文献 (21件):
  • 土肥将敦(2005)「社会志向型企業のネットワーク化と社会的価値形成・普及プロセス:ソーシャル・イノベーション・クラスターによる新しい秩序形成」『社会・経済システム(第26号)』、pp.135-142
  • 土肥将敦(2010)「ソーシャル・ビジネスの構造とビジネスモデルの普及過程」『社会・経済システム(第31号)』、pp.37-44
  • Social Innovation Europe (2012), Financing Social Impact - Funding social innovation in Europe - mapping the way forward.
  • P. Eduardo and V. Simon (2008) "Social innovation: Buzz word or enduring term?" University of Wollongong, Economics Working Paper Series
  • 藤澤由和(2010)「ソーシャル・イノベーション概念とその可能性に関する検討」『経営と情報:静岡県立大学・経営情報学部学報(第22巻第2号)』、pp.31-44
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