抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1993年には,デンマーク最大手スーパーマーケットチェーンが有機食品の販売価格の値下げを決行し,それまで馴染みの低かった有機食品への消費者購買意欲を促進させた。これ以降,その他の大手スーパーマーケットもこれに続き,有機食品の流通・低価格販売に力を入れるようになった。現在,有機食品販売シェアの8割以上をスーパーマーケットが占めており,最も重要なチャネルであるとともに,これが欧州トップの有機食品消費量を誇る一つの要因と考えられる。近年,農業経営の小数・大規模化が顕著に進むデンマークでは,有機農業もその例外ではない。2000年初頭以降,有機農家戸数は横ばい傾向にあるが,総面積や有機飼養されている牛および豚の頭数は拡大し続けている。特に多くの有機酪農家では搾乳ロボットを導入している等,近代化が進んでいることも特徴である。