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J-GLOBAL ID:201602229731558219   整理番号:16A0517094

天然トリグリセリドと関連化合物のグリーンディーゼル燃料への転換のためのニッケルベース触媒の開発:批評的概説

Development of nickel based catalysts for the transformation of natural triglycerides and related compounds into green diesel: a critical review
著者 (6件):
資料名:
巻: 181  ページ: 156-196  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: W0375A  ISSN: 0926-3373  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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広範な化石燃料の使用による大気中の温室効果ガスの蓄積と,エネルギーに対するますます増大する要求に起因する石油備蓄の枯渇は,バイオマスのような再生可能なエネルギー源による化石燃料の段階的置換の必要性を増す。植物油,動物油脂,料理廃棄脂及び微細藻類油といったトリグリセリドベースのバイオマスを,エステル交換,クラッキング/水素化分解及び選択的脱酸素(SDO)によってそれぞれ品質向上し,バイオディーゼル油(脂肪酸メチルエステル類),いわゆる誘起液体生成物(ガソリン,ケロシン及びディーゼル油の範疇の炭化水素混合物)及びグリーンディーゼル(ディーゼル油の範疇の炭化水素)を得ることが必要である。既に製造されたバイオディーゼルの製造,貯蔵及び使用に伴う問題のために,二次,三次の品質向上経路へと研究がシフトした。過去10年間の徹底的な研究により,高表面積担体上に担持された貴金属(主としてパラジウム)と,NiMo,CoMo及びNiW硫化物触媒は,天然トリグリセリドの独立型プロセスの範疇の中でグリーンディーゼルを製造するためのSDOに関して有望であることが分かっている。しかし貴金属触媒が高価であることと,前述の硫化物触媒を用いた時の最終生成物のS汚染の故に,ここ3年間低コストNiベース非硫化物触媒の開発研究が並行して精力的に行われるようになった。この分野での研究は次の課題に注力されているようである。(i)Niベースの非硫化物触媒の触媒性能に対する担体,ニッケル充填量及び促進剤の効果,(ii)これらの触媒におけるSDOプロセス。(iii)触媒性能に対する焼成方法の効果,(iv)ニッケル触媒と他の金属触媒及び硫化物触媒との比較,(v)ニッケルリン化物触媒の開発,(vi)NiMo,CoMoまたはNiW非硫化物触媒(還元,炭化物,窒化物)の開発,並びに(vii)低又は無水素環境下での脱酸素。本論文では,これまでに指摘された進歩並びに将来展望について合成の状況を得るための上記の各主題に関連した文献を批判的に概説した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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その他の触媒  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 

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