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J-GLOBAL ID：201602230186416116   整理番号：16A1312614

アルカリシリカ反応が道路橋RC床版の耐疲労性に及ぼす影響

著者 (8件)： 前島拓 (日本大学大学院 工学研究科) ,  子田康弘 (日本大学 工学部土木工学科) ,  岩城一郎 (日本大学 工学部土木工学科) ,  内藤英樹 (東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  岸良竜 (太平洋セメント(株) 中央研究所) ,  鈴木康範 ((株)中研コンサルタント) ,  大田孝二 (一般財団法人土木研究センター) ,  鈴木基行 (東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 72  号： 2  ページ： 126-145(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,アルカリシリカ反応(ASR)が道路橋RC床版の耐疲労性に及ぼす影響について実験的に検討したものである.実物大に近いRC床版を作製し,環境条件の異なるASR促進試験を行った後,水の作用の有無に着目した輪荷重走行試験を行い,各種要因がRC床版の耐疲労性に及ぼす影響を検討した.その際,所定の輪走行回数におけるRC床版のたわみやひび割れの発生状況を調査すると共に,小型加振器を用いた強制振動試験を行い,ASRおよび疲労による床版の剛性低下を評価した.その結果,ASRを生じたRC床版の耐疲労性はASRによる損傷状況に依存することを明らかにし,ASRによるケミカルプレストレスの導入およびひび割れの進展と水の作用が相互に影響することを示した.さらに,これらの影響を評価する上で振動試験が有効であることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： 道路橋 ,  鉄筋コンクリート ,  *アルカリ骨材反応 ,  劣化 ,  加速試験 ,  *疲れ強さ ,  走行試験 ,  輪荷重 ,  プレストレス ,  膨張剤 ,  疲れ亀裂 ,  振動試験 ,  橋床版 ,  *コンクリートスラブ ,  剛性
準シソーラス用語： *RC床版 ,  *アルカリシリカ反応 ,  ケミカルプレストレス ,  輪荷重走行試験

著者キーワード (5件)： RC bridge deck ,  fatigue resistance ,  alkali silica reaction ,  wheel load trucking test ,  chemical prestress

分類 (1件)： コンクリート橋,その他の材料を用いた橋  (RC06030U)

引用文献 (43件)：

• 1) 松井繁之:道路橋床版 設計・施工と維持管理,森北出版,2007.
• 2) 土木学会:2007年制定コンクリート標準示方書【維持管理編】,2008.
• 3) 日本コンクリート工学協会:融雪剤によるコンクリート構造物の劣化研究委員会報告書・論文集,1999.
• 4) 土木学会:コンクリート技術シリーズ No. 71 材料劣化が生じたコンクリート構造物の構造性能,2006.
• 5) 三田村浩,佐藤京,本田幸一,松井繁之:道路橋RC床版上面の凍害劣化と疲労寿命への影響,構造工学論文集,Vol. 55A, pp. 1420-1431, 2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： アルカリシリカ反応 ,  道路橋 ,  RC床版 ,  耐疲労性