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J-GLOBAL ID:201602230760560220   整理番号:16A0750957

二価金属イオンによるリン脂質膜の膨潤は二層中のイオンの位置に依存する

Swelling of phospholipid membranes by divalent metal ions depends on the location of the ions in the bilayers
著者 (3件):
資料名:
巻: 12  号: 32  ページ: 6737-6748  発行年: 2016年08月28日 
JST資料番号: W2327A  ISSN: 1744-683X  CODEN: SMOABF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Hofmeister系列は,塩が生体系中で様々な効果をどのように引き起こすかを説明するが,これはもっぱらイオン電荷によって説明されるわけではない。脂質膜中で,荷電イオンは脂質に結合して,脂質頭部基を水和するか脱水し,さらに複数層系中の水層を膨潤させることが判明している。一般に,Hofmeister現象は,蛋白質または膜などの生物学的界面とだけでなく,水とイオンの相互作用によって説明される。ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)から作製した配向,積層,リン脂質二重層への二価カチオンMg2+,Ca2+,Fe2+,Zn2+の効果を研究した。高分解能X線回折を用いて,カチオンが,二分子層構造に著しい変化を起こさずに,二層間の水層の膨潤をもたらすことを観察した。カチオンは,Fe2+>Mg2+>Ca2+>Zn2+の順に,二層を様々な量に膨潤させる。全二重層電子密度をさまざまな分子群に分解することによって,Zn2+とCa2+は,脂質分子のグリセロール基と相互作用し,二層にわずかな膨潤を起こすことが分かった。Mg2+とFe2+は,リン酸基の近くにあって,水和水分子の数を著しく増加させることが分かった。この結果は,リン脂質膜におけるHofmeister系列の分子作用機構を示す。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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脂質一般  ,  有機化合物の薄膜  ,  高分子固体の構造と形態学 
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