抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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匈奴期墳墓出土遺物の中でも繊維製品に着目し,匈奴期の繊維製品の特徴と製作地を探る目的で,技法と材質に着目して,ドゥールリグ・ナルス遺跡,ゴル・モドゥ遺跡,ノイン・ウラ遺跡から近年新に出土した繊維製品を採り上げた。出土繊維製品の調査により,匈奴では多様な繊維製品と繊維材料を利用していたことが分かった。これらは中国からもたらされたもの,西方からもたらされたもの,現地製のもの,さらにこれらを組み合わせて現地で製作したものなどが見られた。在地の特徴をもつと考えられる織物を確認できた。簡易な組み立て式の織機を使用したものと考えられる。モンゴルから出土する繊維製品には多くの毛皮が利用されている。