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J-GLOBAL ID:201602233763536070   整理番号:16A0532951

培養小腸上皮細胞におけるp38 MAPキナーゼ経路を通じたフラゲリンによる細胞移動の刺激

Stimulation of Cell Migration by Flagellin Through the p38 MAP Kinase Pathway in Cultured Intestinal Epithelial Cells
著者 (9件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 247-258  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Toll様受容体5(TLR5)はフラゲリン受容体であり,小腸上皮細胞の基底外側表面に存在する。しかし,小腸上皮細胞におけるTLR5の病理学的役割は今のところ明らかでない。先行研究において筆者らは,培養肺胞上皮細胞のフラジェリン処理がp38マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)経路を活性化し,トランスフォーミング増殖因子β1(TGF-β1)が誘導する上皮間充織遷移を増強することを立証した。この発見を肺胞上皮細胞から小腸上皮細胞へ移行させた際,筆者らはフラゲリンおよびTGF-β1が共に,IEC-6小腸上皮細胞株においてp38 MAPKとその下流のタンパク質キナーゼMAPK活性化タンパク質キナーゼ2(MAPKAPK-2)を活性化することを見出した。MAPKAPK-2の基質の一つであるHSP27のリン酸化も増加した。TGF-β1は平滑筋αアクチン(αSMA)のタンパク質レベルを増し,フラゲリンはTGF-β1の効果を増強した。創傷治癒アッセイはフラゲリンとTGF-β1が細胞移動を刺激することを明らかにした。p38 MAPK阻害剤SB203580とMAPKAPK-2阻害剤はフラゲリンが刺激する移動を阻害した。本結果はTLR5がp38 MAPK経路の活性化を通じて小腸上皮細胞の移動に関与することを示唆する。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腸  ,  細胞生理一般  ,  生物学的機能 

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