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J-GLOBAL ID:201602233895564924   整理番号:16A0556236

JRA-55再解析:大気循環の表現と気候変動

The JRA-55 Reanalysis: Representation of Atmospheric Circulation and Climate Variability
著者 (10件):
資料名:
巻: 94  号:ページ: 269-302  発行年: 2016年06月25日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,気象庁(JMA)によって構築された2回目の全球再解析である日本の55年間の再解析(JRA-55)の品質を他の再解析や観測データセットと比較することによって調査した。等エントロピー面での大気循環の表現と質量加重等エントロピー帯状平均法をもとにした運動量収支の一貫性に改善が見られた。いくつかの領域における気候変動の表現もまた調査した。熱帯域において,熱帯降雨観測ミッション複数衛星降水解析を用いて推定した降水量との高い空間相関の頻度はJRA-25と比較してJRA-55において明らかに高かった。結果から,JRA-55が衛星観測時代の期間においてJRA-25と比較して赤道波やストームトラックでの過渡的な渦のような広い範囲の時空間スケールの現象の表現が全般に改善されていることを示している。成層圏において,南半球(SH)の冬季間の温帯の成層圏に関する再解析との間に大きな相違があることを見つけ出した。ラジオゾンデによる気温との比較から,1979年以前のSHでの温帯での他の再解析よりもJRA-55は気温のバイアスが小さいことが明らかとなった。JRA-55のいくつかの論点についても同定した。JRA-55における赤道波の振幅とマッデン-ジュリアン振動は他の再解析よりも弱めである。JRA-55は,南米とオーストラリアにおいて現実的でない強い寒冷化を示しているが,JRA-55の長期間の気温の傾向の空間分布は全球の歴史的な表面気温の観測データセットと最も近い。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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大気大循環,熱帯気象 
引用文献 (54件):
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