抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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無機系被覆工法(以下,被覆工)は,摩耗劣化等が進んだ開水路の主要な補修工法の一つであり,類似の補修工法には,断面修復工法がある。被覆工施工後の付着性の品質管理には,被覆面に切り込みを入れた後,40×40mm角の鋼製治具を,エポキシ樹脂等で対象面に接着し,治具を垂直方向に引張り,対象の破壊荷重を測定する付着強度試験により行われる。この単軸引張試験から得られた試験値は,農業用開水路を対象とした各種マニュアルでは,「付着強度」に統一されている。単軸引張試験から求めた測定値は,被覆工の破壊強さであり,被覆工の真の付着強度ではなく,破壊が生じた位置,破壊状況等を含めて,付着強度の値を評価することが必要である。本報では,被覆工の付着強度試験の意味と試験値の評価方法ついて,破断状況と付着強度をセットにした評価を行うことを目的とした考察について記した。