文献

J-GLOBAL ID：201602235345372410   整理番号：16A0645963

樹木同定学習アプリの開発と評価-環境教育におけるICTの有効性を検討する-

著者 (3件)： 田開寛太郎 (東京農工大) ,  中田崇行 (富山県大) ,  九里徳泰 (相模女大)
資料名： 環境教育  (Environmental Education)
巻： 26  号： 1  ページ： 70-77  発行年： 2016年07月15日 
JST資料番号： L5448A  ISSN： 0917-2866  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,樹木に親しみながら樹木の種類を判別する方法を学ぶための「タブレット端末専用アプリケーション」の一例を示し,当該教材を用いた環境教育実践とその評価について報告した。調査対象は,「呉羽丘陵たんけん隊」に参加した小学生4年生から6年生の14名である。活動は子ども3~4名と補助スタッフ数名で構成される班で行なった。調査は2014年8月25日~27日に実施し,富山市ファミリーパークを拠点とし,園内とその周辺である呉羽丘陵内を行動範囲とした。本研究で得た環境教育実践におけるアプリ活用の成果は,樹木同定の作業を反芻することや樹木に関する情報や性質の提示が知識の向上に有効であることが示された。

シソーラス用語： *樹木 ,  同定 ,  *環境教育 ,  タブレット ,  応用プログラム ,  教材 ,  開発 ,  富山県 ,  知識 ,  児童 ,  *情報技術 ,  *通信技術 ,  小学生 ,  情報通信技術
準シソーラス用語： 教育実践 ,  教材開発

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (7件)：

• 比屋根,2009,「森林環境教育と自然保護教育」,『環境教育』,19(1):79-80.
• 市原恒一・豊川勝生・松永裕俊・栢分宏理,2008,「森林作業がボランティアの心理に与える影響」,『日本森林学会誌』,90(6):411-414.
• 文部科学省,2011,「我が国における『国連持続可能な開発のための教育の10年』実施計画(ESD実施計画)」,『「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議』,24pp.
• 長尾忠泰・木谷要治,1995,「環境教育の重要な一環としての森林教育についての一考察」,『環境教育』,4(2):34-45.
• Paas, L., 2008, How Information and Communications Technologies Can Support Education for Sustainable Development Current uses and trends, International Institute for Sustainable Development, 39pp.

タイトルに関連する用語 (9件)： 樹木 ,  同定 ,  学習 ,  アプリ ,  開発 ,  評価 ,  環境教育 ,  ICT ,  有効性