抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スギ大径木からの心去り平角生産を想定し,これに対応可能な蒸気・高周波複合乾燥条件を明らかにするための検討を行っている。これまでの検討において,スギ心去り平角に対する本乾燥法での処理日数は中温乾燥および高温セット乾燥でのそれに比べて短く,高周波加熱による乾燥期間の短縮効果が確認されている。しかし一方で,仕上がり含水率に多少のばらつきが見られる問題も確認されている。本報では,この問題を解決するため,事前の重量選別が高周波加熱および仕上がり含水率に及ぼす影響を調べた。結果,事前に重量選別を行い,誘電体損失が大きく異ならない材料毎に加熱を行うこと,また,乾燥前質量の大きなグループほど多くの高周波エネルギーで加熱・乾燥するといったエネルギー投下量の割り付けを行うことで,仕上がり含水率の揃った材料を得やすくなると考えられた。(著者抄録)