抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,米国における日米企業の事業展開と経営戦略を考察する論文であり,平成27年度常葉大学共同研究の成果の一部である。日本企業としてはミシガン州の日系自動車部品製造企業,米国企業としては,カリフォルニア州の航空宇宙産業の部品製造企業および運輸関連サービス業のコンサルティング企業の訪問調査を行い,主として各社の米国事業の展開過程を探究するとともに,日米企業の経営戦略を比較検討している。経営戦略に関しては,コア・コンピタンスを基本に据えた戦略を有している点は日米企業に共通している。他方,本稿で対象とした自動車部品企業が市場開拓戦略を採っているのに対して,米国企業はいずれも多角化戦略を採用して急成長してきていることは,その戦略上の相違点として注目される。本稿ではさらに,米国の成長企業がプロフィット・センターを設けた複数上司組織を採用していることや,米国現地調査から得られた地域貢献に関する知見についても言及している。(著者抄録)