抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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奈良時代以前の金銅仏の切削研磨の程度と鋳造技法を研究するために,法隆寺夢違観音菩薩立像(像高86.9cm)を調査した。面と稜線の乱れの数と大きさを判定基準に用い,切削研磨程度の数値化をおこなった。正面,側面,背面を比較すると,最も程度が高いのは正面で,次に側面,さらに背面の順に低くなる。拝観者の視線が及ぶ回数が多い面部や手は程度が高く,これらから離れる部分は程度が低くなる。最も目に触れる機会が少ない裾裏面は,極めて低い程度になっている。本像の鋳造方法が鋳型分割法か,非分割法かを判定できる鋳造痕跡は確認できなかった。(著者抄録)