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J-GLOBAL ID：201602237223107837   整理番号：16A1171335

家畜ふん堆肥を活用する牧草生産による温室効果ガス削減

著者 (1件)： 森昭憲 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 畜産環境情報(Web)
号： 62  ページ： 15-24 (WEB ONLY)  発行年： 2016年02月18日 
JST資料番号： U0899A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温室効果ガスの排出により1880年から2012年の間に気温は0・85度上昇している。本ガスの排出は,土地利用変化を起源とするものも多く,その一部は,主として農畜産業に由来していると考えられる。ここでは,採草地で家畜糞堆肥を活用し,適切な減肥策を組み合わせた草地管理が温室効果ガスの削減につながり,物質循環に立脚し温暖化緩和策となる点についてレビューした。

シソーラス用語： *減少 ,  *堆肥 ,  *栽培管理 ,  *牧草地 ,  変化 ,  物質収支 ,  二酸化炭素 ,  物質流束 ,  温室効果ガス ,  対策
準シソーラス用語： 二酸化炭素フラックス ,  *温室効果ガス削減 ,  温暖化対策 ,  *家畜糞堆肥 ,  草地管理 ,  炭素収支 ,  土地利用変化

分類 (3件)： 飼料作物,草地  (FC03050J) ,  環境問題  (SA01020V) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

引用文献 (17件)：

• Hirata, R., Miyata, A., Mano, M., Shimizu, M., Arita, T., Kouda, Y., Matsuura, S., Niimi, M., Mori, A., Saigusa, T., Hojito, M., Kawamura, O. and Hatano, R. (2013) Carbon dioxide exchange at four intensively managed grassland sites across different climate zones of Japan and the influence of manure application on ecosystem carbon and greenhouse gas budgets.(日本の異なる気候帯に分布する4 地点の集約管理草地におけるCO₂ の交換と堆肥施用が生態系の炭素収支と温室効果ガス収支に及ぼす影響) Agricultural and Forest Meteorology, 177, 57-68.
• 北海道立農業・畜産試験場家畜ふん尿プロジェクト研究チーム(2004) 家畜ふん尿処理・利用の手引き2004, 北海道立畜産試験場, 1-93.
• Intergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル IPCC) 2007. Climate Change (気候変動)(2007) Synthesis Report. IPCC.
• 環境省(2015)IPCC 第5 次評価報告書の概要-統合報告書-, 環境省. http://www.env.go.jp/earth/ipcc/5th/pdf/ar5_syr_overview_presentation.pdf
• Mori, A., Hojito, M., Shimizu, M., Matsuura, S., Miyaji, T. and Hatano, R.(2008) N₂O and CH₄ fluxes from a volcanic grassland soil in Nasu, Japan: comparison between manure plus fertilizer plot and fertilizer-only plot. (那須における火山性の草地土壌から発生するN₂O とCH₄ のフラックス:堆肥と肥料を組合せて管理した処理区と肥料のみで管理した処理区の比較)Soil Science and Plant Nutrition, 54, 606-617.

タイトルに関連する用語 (4件)： 家畜ふん堆肥 ,  活用 ,  牧草 ,  温室効果ガス削減