抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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介護服の実態調査で最も多く採用されていたポロシャツを実際に介護施設で着用してもらい,異なる色の介護服に対し,要介護者である高齢者がどのような印象を抱くか明らかにすることを目的とした。調査に用いた色彩は,WHITEとlightトーンのRed,Blue,Yellow,Blue GreenとdullトーンのBlueとdarkトーンのBlueであった。調査の結果,次のことが明らかになった。1)介護服として好ましい割合が高いのは,lightトーンのBlue Greenで,次にlightトーンのBlue,lightトーンのRedであった。2)同一色相で明度の異なるlightトーン,dullトーン,darkトーンのBlueのイメージを比較すると,lightトーンのBlueは,dullトーンやdarkトーンのBlueより「明るい,清潔である,動き易そう,美しい,洗練されている,親しみやすい思いやりのある,知的な印象を受ける,信頼できる,癒される」と評価された。3)因子分析の結果,「思いやり・癒し,責任感・信頼,活動性,個性,派手さ」の5因子が抽出された。7種の中で,最も好まれたlightトーンのBlue Greenは,「思いやり・癒し」,「責任感・信頼」の2つの因子の因子得点が高かった。