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J-GLOBAL ID:201602237990848247   整理番号:16A0831540

コムギ品種Chinese Springの1Sl(1B)染色体置換系統からの乾燥ストレス関連蛋白質の同定

Identification of drought stress related proteins from 1Sl(1B) chromosome substitution line of wheat variety Chinese Spring
著者 (7件):
資料名:
巻: 57  号: Aug  ページ: 57:20 (WEB ONLY)  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: U7007A  ISSN: 1999-3110  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。最も重要な農作物の1つであるコムギは,乾燥ストレス下で収量および品質において有害な影響を有する。著者らの予備実験において,コムギ-Aegilops longissima染色体置換系統CS-1Sl(1B)がCSより優れた耐乾性を持つことが示された。本稿では代替系統CS-1Sl(1B)を用い,比較プロテオーム方式により乾燥ストレス関連蛋白質を同定した。本研究は,1Slゲノムでの耐乾性のための遺伝子資源の探索を目的とした。結果。本稿の結果から,乾燥ストレスは相対含水比およびクロロフィル含有量のダウンレギュレーション,並びにプロリン含有量のアップレギュレーションを誘導することが示され,さらに,登熟短縮,並びに草丈,B型澱粉粒数,穀粒数および重量の顕著な減少に影響することが分かった。合計25の穀粒アルブミンおよびグロブリン蛋白質スポットが,1Sl染色体によって特異的にコード化されることが分かった。加えて,13の特有の蛋白質を考慮する17の蛋白質スポットを,MALDI-TOF/TOF MSによって同定し,それは主として不利な防御およびグルテン品質に関与した。それらの間で,アスコルビン酸ペルオキシダーゼ,セルピン-Z2Bおよびα-アミラーゼ/トリプシン阻害剤は,乾燥ストレス下で上方制御された。これら蛋白質は様々の代謝経路を通しての植物の渇水防御において重要な役割を果たした。結語。本稿の結果から,Aegilops longissimaの1Sl染色体は,コムギ耐乾性の向上に有用である有望な遺伝子資源を有することが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
麦  ,  植物に対する影響  ,  分子遺伝学一般 

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