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J-GLOBAL ID：201602238378503026   整理番号：16A0621543

2016年熊本地震に伴う江津湖・水前寺周辺の局所的な地表変動

Surface Displacement Around the Ezu Lake and the Suizenji Area Associated with the 2016 Kumamoto Earthquake

著者 (5件)： 石塚師也 (深田地質研) ,  辻健 (九大 カーボンニュートラル・エネルギー国際研) ,  辻健 (九大 工) ,  松岡俊文 (深田地質研) ,  松岡俊文 (京大 学際融合教育研究推進セ)
資料名： 日本リモートセンシング学会誌  (Journal of the Remote Sensing Society of Japan)
巻： 36  号： 3  ページ： 218-222  発行年： 2016年07月05日 
JST資料番号： X0714A  ISSN： 0289-7911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 干渉SAR解析を行って,江津湖・水前寺周辺において,本震以降に観測した局所的地表変動の原因を検討した。この局所的変動は,震源断層の分布とは異なり,地表に湧水が見られる地域の分布と良い一致を見せているので,地下水位が地表面に近い地域で水位の変動が起こり,局所的な地表変動に繋がったと考えられる。現地調査の結果,地震後約一か月半の時点で,地下水位が回復に向かっており,断層近傍における地下水変化に伴う地表変動に関する先行研究を参照すると,今後,地下水位は回復し,地表変動量も減衰して行くと考えられる。

シソーラス用語： *大地震 ,  熊本県 ,  湖沼 ,  変動 ,  合成開口レーダ ,  データ解析 ,  *地下水位 ,  変化 ,  回復
準シソーラス用語： 干渉SAR ,  *熊本地震 ,  江津湖 ,  水前寺 ,  地下水位回復 ,  地下水位変化 ,  *地表変動

分類 (2件)： 地下水学  (DC07040Y) ,  湖沼学,河川学  (DC07050J)

引用文献 (12件)：

• 1) 国土地理院 : 平成28年熊本地震に関する情報,http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H27-kumamoto-earthquake-index.html (2016. 6. 6)
• 2) 気象庁 : 平成28年(2016年)熊本地震の関連情報,http://www.jma.go.jp/jma/menu/h28_kumamoto_jishin_menu.html (2016. 6. 6)
• 3) 佐藤 浩(2016) ALOS-2/PALSAR-2データを用いた2016年熊本地震による地表変動の把握と斜面崩壊分布の関わり,2016年日本地球惑星科学連合大会,MIS34-P41, May, 2016.
• 4) 辻 健,石塚師也,池田達紀,松岡俊文 : 干渉SAR解析と現地調査による2016年熊本地震で活動した断層と火山岩体との関係,2016年日本地球惑星科学連合大会,MIS34-P35, May, 2016.
• 5) M. J. S. Johnston, D. P. Hill, A. T. Linde, J. Langbein and R. Bilham : Transient displacement during triggered seismicity from the June 1992 Mw=7.3 Landers earthquake at Long valley volcanic caldera, California, Bulletin of the Seismological Society of America, 85 (3), pp. 787-795, 1995.

タイトルに関連する用語 (3件)： 2016年熊本地震 ,  周辺 ,  地表変動