抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,歌詞の潜在的な意味に基づいた検索インタフェースLyricsRadarについて述べる。従来の歌詞中の語句に対する全文検索システムでは,ある単語(例:「涙」)をクエリとして入力すると,まったく異なる意味の歌詞を持つ楽曲(例:失恋の「涙」と感動の「涙」)が混在した検索結果となり,ユーザの検索意図を十分反映できない問題があった。歌詞の意味をクエリとして的確に言葉で表現して入力するのは困難なため,本研究では潜在的ディリクレ配分法を用いて歌詞が潜在的に持つ意味(トピック)を自動的に分析し,歌詞のトピックの可視化を行った。歌詞のトピックの比率を5角形内に着色して可視化するトピックレーダーチャートおよび,データベース中のすべての歌詞をトピックの類似度に応じて二次元平面上にマッピングした歌詞マップという2つの可視化が特徴である。6,902曲の歌詞データを用いたトピック分析結果の妥当性の評価および,既存検索システムとの比較による被験者実験により,LyricsRadarが有効に機能していることを示した。(著者抄録)