抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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3次元積層造形技術は,「3Dプリンタ」の名称としても多くの注目を集めているが,セラミックスに関しては,未だ専用の造形装置はきわめて少ない。本稿は,種々の造形方法のなかでも造形精度が高く,微細造形が可能な光造形法(SLA)について,その特徴を解説すると共に,当センター(香川県産業技術センター)が取り組んでいる下面照射式DLP型光造形法によるセラミックスの3D積層造形について紹介した。そして,SLAによるセラミックス造形体および焼結体の作製方法について詳述し,当センターでは,下面照射型光造形機を用いて,アルミナ,ムライト,ジルコニアなど酸化物系セラミックスを中心に造形に成功していると述べた。また,SLAにより造形した3Dセラミックス造形体は,結合剤として樹脂が体積換算で半分以上含まれているため,脱脂により亀裂がはいらないようにじっくり仮焼する必要があると説明した。