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J-GLOBAL ID：201602238672909924   整理番号：16A0482255

保管時の安全確保にかかるバイオコークスの発熱特性

Thermal Properties of Biocoke for Safety Storage

著者 (5件)： 大橋憲 (中外炉工業 技術統括本部) ,  笹内謙一 (中外炉工業 技術統括本部) ,  水野諭 (近畿大 バイオコークス研) ,  井田民男 (近畿大 バイオコークス研) ,  渕端学 (近畿大 バイオコークス研)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 5  号： 3  ページ： 198-206  発行年： 2016年05月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災で発生したバイオマス由来のガレキは,現在,仮置場に保管されており,減容化による保管場所の有効活用が喫緊の課題である。バイオコークスは光合成由来のバイオマスを原料とする新しい固形燃料である。しかし,バイオコークスの保管時の発熱挙動に関する詳細な研究は行われていない。本研究では,除染収集物をバイオコークス化し保管することを念頭に,バイオコークスの自然発火や可燃性ガスの発生などの発熱特性を調査し,保管時の安全性について他の再生資源燃料と比較検討した。熱分析により,バイオコークス化することで発熱,発火を抑えられることが分かった。高感度熱量,超高感度熱量,自然発火温度,発生ガスの測定により,熱的危険性は低く,安全性が高いことが分かった。

シソーラス用語： *バイオマス ,  生物燃料 ,  *放射性廃棄物処理 ,  震災 ,  原子炉事故 ,  固体燃料 ,  減容 ,  *保管 ,  収納部分 ,  安全性 ,  安全評価 ,  *熱特性 ,  発熱 ,  着火 ,  可燃性ガス ,  自然発火 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  再生資源
準シソーラス用語： バイオマス燃料 ,  バイオコークス ,  東日本大震災 ,  除染 ,  固形燃料 ,  保管空間 ,  長期保管 ,  安全性評価 ,  発火【着火】

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (9件)：

• 井田民男:“次世代バイオ固形燃料・バイオコークスの開発と実用化”、ペトロテック、35-1 (2012) 35-39.
• 大橋憲、笹内謙一、水野諭、井田民男、山西弘城:“高密度減容化技術による放射性物質の保管安全性の一考察”、スマートプロセス学会誌、4-6 (2015) 307-311.
• 総務省消防庁:再生資源燃料等の安全に係る調査検討報告書2007 年4 月
• 井田民男:“非炭化転換技術による次世代コークス代替燃料「バイオコークス」の製造技術開発”、日本エネルギー学会誌 90-1(2011) 2-9.
• 水野諭、井田民男、渕端学、難波邦彦、加子坂篤志、藤田修:“草本系バイオマスを原料とする高密度・高硬度固形物の成型特性”、日本エネルギー学会誌、91-1 (2012) 41-47.

タイトルに関連する用語 (4件)： 保管 ,  安全確保 ,  バイオコークス ,  発熱