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J-GLOBAL ID:201602239232486374   整理番号:16A1000743

イネ品種「Kuchum」の耐寒性に関するQTLsの検出とQTL集積の影響

Detection of QTLs for cold tolerance of rice cultivar ‘Kuchum’ and effect of QTL pyramiding
著者 (12件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 631-640  発行年: 2016年03月 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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夏の低温はイネの花粉不稔を起こし,腎酷な収量損失をもたらす。日本のイネ品種「ひとめぼれ」は2番目に多く栽培されており,穂ばらみ期の低温に対する高い耐性のある品種として開発された。しかし,「ひとめぼれ」でも18.5°C未満の温度では不稔を示す。イネの耐寒性のさらなる改善が求められている。本研究ではブータンイネ品種「Kuchum」の耐寒性のQTLを戻し交雑後代を用いて検討し,染色体4上に主要なQTL,qCT-4を検出した。「ひとめぼれ」遺伝的背景を持ち,qCT-4周辺の「Kuchum」対立遺伝子を持つ近同質遺伝子系統7種類の耐寒性評価では,DNAマーカー9_1と10_13の間の約1.36Mb領域にqCT-4は限定された。qCT-4でのホモ接合型「Kuchum」対立遺伝子は冷水処理下で約10%まで種子稔性の影響を示した。「Silewah」対立遺伝子Ctb1およびCtb2と「Hokkai PL9」対立遺伝子qCTB8を持つ「ひとめぼれ」近同質遺伝子系統は「ひとめぼれ」の系統よりも高い耐寒性は示さなかった。一方,中国品種「Lijiangxintuanheigu」由来qLTB3対立遺伝子は「ひとめぼれ」の耐寒性を上昇させ,冷水処理下でqCT-4対立遺伝子とqLTB3対立遺伝子の集積は種子稔性をさらに上昇させた。「Kuchum」対立遺伝子qCT-4を持つ「ひとめぼれ」のNILsは他の栽培特性において「ひとめぼれ」と高い類似性があることから,qCT-4対立遺伝子は耐寒性品種開発に有用であると考えられた。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated into Japanese from English by JST.
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分類 (4件):
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作物の品種改良  ,  稲作  ,  遺伝子の構造と化学  ,  植物生理学一般 
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