抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,酵素を用いた直鎖状β3-1,2-グルカンの大量合成方法が報告された。β-1,2-グルカンは,セルロースと同じくグルコースから構成されるが,自然環境中での存在例が限られており,希少な多糖のひとつである。本研究では,このβ-1,2-グルカンをTEMPO(tetramethyl-piperidine-1oxyl radical)触媒酸化することで,新規の酸性多糖であるβ-1,2-ポリグルクロン酸を調製することに成功した。β-1,2-ポリグルクロン酸の生分解性を評価したところ,β-1,2-ポリグルクロン酸が自然環境中に存在する微生物によって分解されることが明らかとなり,新規酵素が存在する可能性が示唆された。そこで,β-1,2-ポリグルクロン酸の生分解機構を明らかにすることを目的として,土壌から分解菌の探索を行った。(著者抄録)