抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
祭で使用されている曳山の地車形式の木製車輪について,車輪に発生するひずみと曳き回し条件の関係を調べた。車輪の1/5模型を用いて車輪側面における静的荷重を付加した時のひずみ分布を測定するとともに,曳山の1/5模型を異なる路面条件で牽引して,曳き回し時に車輪に発生するひずみの変動を測定した。静荷重に対してのひずみは車軸の真下における半径方向圧縮ひずみが破壊時のひずみに最も近く,接地面付近および車軸との接触部付近で最大となった。1/5曳山模型を横方向に瞬間的に牽引すると,牽引力が検出された直後に車輪に圧縮ひずみが発生し,車軸付近よりも接地部付近で大きい値を示した。また,圧縮ひずみが最大値を示した後過渡振動的に変化したのは,車輪がロッキングしながら横方向に滑り出したことに由来すると考えられた。このような結果をもとに,実際の車輪に発生するひずみと曳き回し条件の関係を検討した。(著者抄録)